よくいわれることですが、それぞれ特長があり、地域にもより生活事情が異なるので一概に決めしまうのはちょっと難しいかもしれません。
例えば、東京、大阪では一戸建だとかなりの高額になってしまい、(東京じゃ、マンションでも高いですけどね)、普通のサラリーマンでは手が出せません。逆に地方だと土地が安いので、マンションンの方が割高になってしまうという傾向にあります。
一般論としてですが、それぞれのメリット、デメリットとしては、
・一般的にマンションンは都心部から利便性の高い駅前等に立地していることが多く、交通機関や生活利便性がいい。一戸建は都心部から少し離れた郊外立地となるので、通勤・通学時間が長くかかったり利便性は落ちるケースが多いように思います。
・セキュリティは一戸建よりマンションの方が充実していることが多いですね。普通のマンションでも複数セキュリティシステムがあります。また、大規模なマンションでは24時間有人管理しているところもあります。
・マンションは共用施設が充実しています。マンションの規模により異なりますが、パーティルーム、ゲストルーム、オーディオルームやタワーマンションでは展望ルームがあるところもあります。
・マンションは管理員が清掃、管理をしてくれるので、植栽の手入れや清掃(共用部)を個人でしなくてもいい。特に雪のふる地方では、一戸建では雪下ろしや除雪といった作業を個人でしなければならないのですが、この必用がありません。
・マンションは構造が鉄筋コンクリート造(鉄筋鉄骨コンクリート造)なので、住戸内にほとんど柱がなく、リフォームがしやすい。増築ができないといった制約はありますが、リフォームは一戸建てより自由度が高く、コストはかからないといわれています。
・マンションは外壁や共用部は管理組合が計画的に修繕をするので、維持管理がしやすい。一戸建では全て個人がしなければならず、例えば外壁、瓦等の修繕には50~100万円といった費用が発生します。工事にあたっても費用の折衝、業者への発注を全て個人で行わなければいけないという手間があります。
・一戸建の場合、個人で維持管理をしなければならないのですが、そのかわり管理費、修繕積立金がありません(あたりまえ!)。また、駐車場も敷地内で確保できていれば無料となります。マンションの場合は駐車場はまず、有料。しかも戸数に対して100%駐車場を確保されていないマンションもあります。
日々の移動を自家用車に依存するような郊外エリアや地方都市の場合は、一世帯でも複数台数自家用車が必用なので、駐車場の確保が生活上の問題となります。そういったエリアではマンションでの生活難しいでしょうね。
地方の一戸建に住んでいる人から見るとマンションって自分の家なのに、駐車場や管理費が必用なので、マンションでの生活はなかなか理解が得られないでしょうね。
まあ、いろいろ考えてみると、都市部ではマンションが合理的、郊外や地方都市では一戸建が合理的ということでしょうか。
===補足===
あと、家族構成やライフスタイルを考えると、シングル、ディンクスなら、マンションの方が便利でしょうね。セキュリティも鍵ひとつ。一戸建だと、外出するにも、家中の窓や鍵を閉めて何かあっても、お隣に見て貰うことって、なかなかできませんからねェ。マンションだとセキュリティがしっかりしているし、管理員さんに確認してもらうこともできます。緊急事態(火災、侵入等)の際には、PCや携帯にメールで知らせてもらえるので、安心。
ファミリー層に方々が選択で悩まれると思います。家族数が多いとやはり一戸建でしょうね。家族数が2~3人で将来的にも増えないケースの場合は、マンションの方が合理的ですね。
将来的に転勤があるかも知れないという方はマンションンの方が貸したり、売買しやすいですね。一戸建の場合、人に貸した場合、後の修理というか、メンテナンスが大変!
マンションだとリフォーム、模様替えが楽なので、賃貸に出す場合も出しやすいですね。売買する場合でも一戸建の場合、その間取りや外観を気に入ってもらえる人がいればいいけれど、いなければ築浅であっても土地値になってしまいます。
確かに、一戸建だと外観、間取り、設備を自分の好きなようにできるという点ではマンションンには優るのですけど…。
マイホームを買われるのでしょうか?いろいろ悩んでください。高~い買い物ですから。そして、自分にあったいい家を買って(建ててください)。