同じく大人になってもアニメは好きなものから一言。
鋼の錬金術師(特に数年前のTV版)はお勧めです。
人はいかに生きるべきか?
そして人間とは何か?
よく考えると重いストーリーに痛快なキャクターを配し、実は苦い結論を、力強く、明快にそして爽やかに描ききってます。
数年前に子供と一緒に見てたのですが、むしろ私の方が虜になってしまった作品です。
同じく少し前の有名作品としてエヴァンゲリオンがあり、どちらも絶望のなかからの再生を描いてますが、エヴァはむしろ人間に対する絶望が色濃く出ていたのに対し、鋼の方は、人間はどんな逆境に陥っても希望に向かって努力する者であること、かのイカロスのように「太陽に挑むもの」であることが高らかに宣言されており、作品自体が素晴らしい人間賛歌になっています。
久々に子供に見せたい、由緒正しい少年マンガと言えます。
大人にも、むしろ人生経験を積んでいる大人にお勧めの作品です。