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よくPCやハードディスクの廃棄前のデータ消去について質問がありますが、具体的にどんなものがどうやって盗まれる可能性があるのですか?
仮に、住所・生年月日・氏名などの個人情報が入っていたとして、それをゴミ箱消去した場合に、どうやって復活させ個人情報を特定してピックアップしてくるのでしょう?

可能性はあると思いますが、現実的には無理のような気がするので、実際可能ならば、その危険性を教えてほしいです。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-06-13 08:59:46
  • 1

各情報は、「保存情報一覧」と「実データ」に分かれてPCに保存されます。
今回の質問の場合は、以下の様に保存されます。

【保存情報一覧】
 ・住所:0021に保存
 ・生年月日:0001に保存
 ・氏名:0011に保存
【実データ】
 0001:1950年1月23日
 0011:山田太郎
 0021:ソーダ県ソーダ市ソーダ町1-1-1

エクスプローラーなどのファイラーは、保存情報一覧を元にファイルの管理をします。
各データは、
 1.保存情報一覧から、ファイルの一覧を画面に表示する。
 2.ユーザが住所のファイルをダブルクリックする。
 3.保存情報一覧から、住所の実データの保存場所を取得する。
 4.0021に保存されている実データを取得する。
 5.「ソーダ県ソーダ市ソーダ町1-1-1」を表示する。
という流れで表示されます。


ここで、氏名のデータをゴミ箱に捨てて空にすると、この様になります。

【保存情報一覧】
 ・住所:0021に保存
 ・生年月日:0001に保存
【実データ】
 0001:1950年1月23日
 0011:山田太郎
 0021:ソーダ県ソーダ市ソーダ町1-1-1

保存情報一覧から氏名が消えるので、エクスプローラーなどの画面に表示されなくなります。
表示されなくなるので、ユーザは利用することができなくなります。
ところが、実データには氏名の情報が残されたままです。
ファイルをゴミ箱に捨てると「実データが保存されている場所」を消すだけで、データそのものは削除されません。
もし実データを直接閲覧できるソフトがあれば、氏名のデータを復元する事は簡単です。

この様なソフトを「データ復元ソフト」と言い、誰でも簡単に利用することができます。
http://download.goo.ne.jp/software/category/win/util/disk/care/

復元させたくないデータがある場合は、実データまで削除する必要があります。
この様な処理を行う専用ソフトも存在します。
http://www.cybernetic-survival.net/w_s.htm


普通に削除したファイルを復元するのは、意外と簡単です。
PCやHDDを破棄する場合は、慎重にデータを削除する必要があります。
完全に使えない状態にしたいなら、HDDを水に沈めればOKです。
物理的に壊れてしまえば、データ復旧どころではありませんので。

===補足===
住所録の様なファイルを復元できれば、個人情報として利用することは簡単だと思います。
最近はネットを使って、銀行にアクセスしている人もいます。
その中には、自動でIDとパスワードを入力してくれるソフトを利用している人もいるでしょう。
そのソフトのファイルを復元できれば、どの銀行にどのIDとパスワードでログインしているかが分かります。
これが分かれば、本人になりすましてお金を引き落とす事も出来ます。
悪用する目的はいくらでもあります。

それとHDDの初期化や再フォーマットだけでは足りません。
論理フォーマットは実データを削除しませんし、物理フォーマット後でも復元しようと思えば出来ます。
本格的に削除するなら、HDDの全セクターに対して「0データの書き込み&ランダムデータの書き込み」を交互に10回くらいする必要があります。

  • 回答者:匿名希望 (質問から2時間後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

下のお礼コメントにも書きましたが、理屈はわかります。
たとえデータを復活できても、個人情報をそこから見つけ出すというのは難しいのでは?と思いますが・・・

また、PCの場合初期化や再フォーマットで十分かなと思います。

並び替え:

具体的な例はみっともないですので、もしあったとしてもあまり明確には報道には出ないでしょうね。

復元の方法は既出の通り、実際私自身、フォーマットしてしまったディスクからデータを復旧したこともありますので、「初期化」のレベルによっては、復元可能です。
基本的には全領域に何らかのデータを上書きした場合は復元は困難で、内部のディスクを外して微妙な磁束差を検出しないと復元は出来ませんので、そこまでの復元を行うだけの価値があるデータなのか?ということがポイントになるでしょう。

そういった中、「狙う」のはかなり「ダメ元」的ではあると思います。
実際上は「上書き消去(抹消)」を行っていない狙った企業などの廃却パソコンを入手して復元ツールで拾い上げるとかいった手になると思います。

「上書き消去(抹消)」を行っていないまま廃却に出して狙われた場合は危険で、昨今の企業の廃却ではそのまま出すことはまず無いと思いますが、通常大企業では廃却業者との間で漏洩など無く確実に廃却処理を行うといった契約をしていたりしますから、ソフト面である程度リスク回避していると思います。

  • 回答者:参考 (質問から5日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

ゴミ箱から戻せば復活できます。
完全削除した場合は、その後上書きされていなければ、ファイルがあった場所のデータを見れば分かります。クイックフォーマットでも同じです。
完全フォーマットした場合は、ディスク上の磁気データの痕跡(要はアナログデータなので)を調べれば分かる可能性があります。ただし、このへんになると、復活は相当難しいです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から17時間後)
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フォーマットと言うのはここに実データがありますよ、と言う位置ポインタの集合体を削除する事に過ぎないんですね。つまりは実データ部分が完全に残っています。
現実に廃棄したPCからデータ(フォーマットはされていた)を盗み出し、名簿会社などに売りつけた例はあります。ここで言う個人情報とは自分の事だけでなく、登録されている全ての個人の事を考えてください。あなたはPCで年賀状を作りませんか?メールソフトにアドレス帳を作っていませんか?それらも立派な個人情報です。

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データをゴミ箱に入れただけ(ゴミ箱を空にしても)だと、正確には完全にデータが消去されているわけではありません。なのでデータ復元ツールなど使うとデータが復活します。
そうなるとパソコンに入ってた情報がなんでも見れてしまう恐れがあるということになります。全部のデータが見れるわけではない(新しく作ったファイルで上書きされたりするので)ですが、部分的に読めてしまうこともありますよ。
可能性は低いかもしレナければ高いかもしれないといったところです。
単に住所や名前くらいならいいですが、お金がからむ銀行口座のパスワードや友人のメールアドレスや住所録、写真などが盗まれたら大変ですよ。
できるだけ注意するにこしたことはありません。

よくいわれる完全削除というのは、ハードディスクの全領域に0データ(何もない情報)を上書きすることでデータを復活できなくしています。

  • 回答者:匿名希望 (質問から3時間後)
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たとえばメールのアドレス帳などを復活させれば登録されてる
個人情報がすべてわかりますのでそれをDM会社などに
販売することができます。
クレジット情報や口座パスワードなどなどが
もし入ってたら大変ですね。
フォーマットや消去をしても復活ソフトなどで簡単に復元することが
できます。
先日火山噴火で亡くなったTVカメラマンの焼けたテープが部分的に
ですが復旧できたとのニュースがありましたが、あんな風な
ものです。焼けてなければもっと簡単です。

  • 回答者:OKjp (質問から2時間後)
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実際に廃棄したPCやUSBメモリーなどから個人情報などを盗み出された例などがあるのでしょうか?

ライバル会社同士の秘密などや警察・行政などの諸官庁のファイルなどでは大事になるかもしれませんが、一般庶民のPCにそこまで情報を暴くとかする輩がいるのでしょうか?

ゴミ箱に移して消去しても消した情報は「データ」ではなく「データの目次の部分(データをどこに書き込んだという情報)」だけです
データ復活ソフトなどを使うと目次の部分は無視してデータのみを表示させることが出来ます

破棄する時は
抹消ソフトを使う方法
外部から恐ろしく強力な磁力で書き込まれたデータを消し読めなくする方法(個人では無理です)
物理的に穴を開ける、ディスクをサンドペーパで磨くなどディスク自体を破壊する方法
が個人レベルでは有効です
それでもそれなりの機関ですとある程度復活させることは出来るみたいです

  • 回答者:できん屋 (質問から51分後)
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ノートンのゴミ箱で削除後復活させたこともあるので理屈はわかります。
ただ、使用者使用者ならばわかる情報でも赤の他人がどうやって狙った情報をピックアップできるのかそこが知りたいのです。

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