大阪発祥の風習ですが、いくつかの説があります。
大正から昭和初期にかけて、大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるという風習(流行り遊び?)とか、
大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は上に書いたとおり花柳界にもてはやされていました。恵方に向いて無言で1本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書いたチラシを配布。当時のチラシが「本福寿司」(大阪中央区)に残っています。チラシは”巻寿司で福の神”として寿司の拡販が目的だったようです。
その後、大阪海苔問屋協同組合が同様なことを販拡の宣伝に用いて「早食い競争」が行われたり、コンビニが10数年前から全国展開して広まったようです。
約40年ほど前に関西にきましたがはじめはおかしな風習があるものだとびっくりしたものです。周囲では昔から住んでいる人は食べるようですが、自身は丸かぶりより切って食べる方が美味しく感じるので丸かぶりはしません。 滋賀県在住です。