占領軍は出ていけ!ここは独立国だ!と言いたい気持ちは非常に良くわかります。
自民党の戦後体制の中で沖縄は言わば「人柱」でした。
安価な安全保障を得るかわりに、唯一地上戦を繰り広げ、多くの民間人が非業の死を遂げた沖縄の土地を基地用に提供した訳です。
なので多く沖縄の人は米軍を同盟軍ではなく、占領軍だと思っています。
しかし「現実的な」自民党政権は、米軍は自分の替わりに日本を守ってくれる同盟軍であり、占領軍と言う扱いではありません。
しかし政権交代が起きた為、これまで抑えて来た「負の感情」が吹き出しています。
占領軍は出て行け~と言う訳です。
気持ちはわかりますが、現実的ではありませんねぇ。
米軍抜きであの中国の脅威からどうやって国を守れば良いのでしょうか?
===補足===
ご指摘のとおり、中国の真の脅威は日本を実質的に支えている国と言うことになると思います。(米国が仕掛けた穀物戦争の中国版ですね!)
それから国防に関する点ですが、中国は21世紀最大の超大国になりつつあり、目指すは世界の覇権です。
これは中国と言う国名からも、その国の成り立ちからも一貫して数千年継続していたことです。いまさら「穏やかな国」にはなれません。
米中対立は必至であり、日本はその狭間で揺れることになります。
当然ながらこれまたご指摘とおり国民全体の国防意識の高揚は必須ですが、数年のうちに国力の差は如何ともしがたいレベルまで開いてしまうでしょう。
現実論として同じ覇権国家で20世紀の覇者である米国を利用しない手はないと個人的には思います。