「空海」です。
この映画は、人間空海が、一人の人間として、いかに完全なる人間を目指して生きたか、その生い立ちから、入定までの61年の波乱の生涯をドラマチックに描いたものでした。
万物の生と死を鋭く見つめ、人間の原点に深く迫りながら懸命に生きた巨人・空海。
その偉業は、一人の宗教にとどまらず、日本の思想、文化の根源に壮大な光を与えたものです。
北大路欣也は弘法大師、空海役でしたが、若い時代から修行を重ね、中国にも渡り、中国で勉学に励み、また、日本に戻り、弘法大師・空海になるまでの長編映画でした。
今でも、記憶に残る素敵な映画でした。
その中で、空海の役を全身全霊を込めて演技してる北大路欣也の姿が最高でした。