質問

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白樺の単独開発に関して照会して、どんな効果があるのですか。

東シナ海ガス田開発：日本、中国に「生産段階」照会　「白樺」一部報道
　【北京・浦松丈二】日中が共同開発に向けた合意文書の締結交渉を進めることで原則合意している東シナ海ガス田「白樺（しらかば）」（中国名・春暁（しゅんぎょう））について、北京で開会中の全国人民代表大会（全人代）の代表（国会議員に相当）が「生産段階」にあることを明らかにしたとの一部報道があり、北京の日本大使館は９日、中国政府に事実関係を照会した。
　同ガス田の開発を担う国有企業、中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）幹部で全人代代表の宋恩来・ＣＮＯＯＣ南海西部公司党委員会元書記が８日、一部メディアに語ったもの。宋代表は全人代で石油など海洋資源の積極開発を提唱している。
　白樺ガス田は日本側が排他的経済水域（ＥＥＺ）の境界とする「日中中間線」付近にあり、中国側が先行開発。日本側の反発を受け、両政府は０８年６月に（１）中国企業は日本法人が中国国内法に従って開発に参加することを歓迎する（２）日中両政府はこれを確認、合意文書を早期締結することに努力する－－ことで合意していた。
　しかし、昨年９月に尖閣諸島沖での漁船衝突事件の日本側対応に反発した中国側が対抗措置として締結交渉を延期。機材も白樺に搬入。中国側は「修理のため」などと説明したが、周辺海域が変色したことなどから掘削を始めたとの見方が出ていた。
　中国の楊潔〓外相は７日の記者会見で日本側に対し、「（主権にかかわる）敏感な問題を適切に処理し、東シナ海問題の原則・共通認識を履行するための好ましい条件、雰囲気を作り出すべきだ」と求めていた。
　◇枝野長官「大変遺憾」
　一方、日本外務省幹部は９日、「（報道が）事実であれば厳重抗議する」と語る一方、楊外相の７日の会見内容を指摘し、「条約締結交渉の『よい雰囲気をつくりたい』などと話していたのに、言っていることと実際の行動がちぐはぐだ」と不快感を示した。
　枝野幸男官房長官も９日午前の会見で、「中国の責任者の実名入りの報道で、こうした報道自体が大変遺憾だ。中国側に確認を行っている」と話した。【犬飼直幸、影山哲也】
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309dde007030054000c.html