大災害の発生もあって、政治がやるべきことは更に多くなってしまいました。前政権与党の自公民を始めとして、メデアまで、こぞってこの責任を菅内閣のせいにしようと決め打ちしてきたと思います。
決して、良い内閣ではなかったとは思いますが、これはひとり総理の責任でしょうか。勿論やり方も重要ですが、各閣僚、与党議員が何とかサポートしようとがんばったでしょうか。私はその気配は殆んどなかったと思います。
菅総理としては「やるべきことは精一杯やった」と云うのが実感ではないでしょうか。我々は、もっと冷静に「政権交代」以降の政治、社会の推移を見る必要があるのではないでしょうか。
「この過大債務の現状」「安心安全、そして安い原発のウソ」「危機管理体制の欠如」「財政再建、社会保障制度見直しの長い長い先送り」「公務員改革に眼をつむってきた」これらのことが、大災害発生により一挙に表面化したのではないでしょうか。
政権を引継いだ以降は、勿論現政権の責任ではあるでしょう。しかし、国民はその根底にある問題に付いて正しい判断をすべきと思っています。
少なくとも、野党自民党は全面的に協力してよい国づくりに努めるべきで、間違ってもじぶんたちが現政権に引き渡した「大きな負の遺産」について、菅総理、現政権を批判、追求する資格はないと思っていますが如何でしょうか。