1の処分が妥当だと思います。
この件に関しては、不謹慎とか信じられないといった感想で終始すると思いますので、
ラグビーファンとして別角度で一言。
ラグビーはもともと紳士のスポーツ。激しいボディコンタクトがあるからこそ、
厳格なルールとモラルなしにはただのケンカになってしまい、スポーツとして成立しません。
一方サッカーは、勝つためにはどんなことでもするスポーツ。ダーティなことでも平気でやります。
昨今のラグビーを見ていると、だんだんとサッカー化してきたように思います。
ラグビーが下品なスポーツになってきていることに軽く怒りを感じています。
今回の発言も、こうしたラグビー界全体の風潮が微妙に影響している感じがします。
それぞれ普及した国の違いがあるため、サッカーが下品だと言っているのではありません。
ただ、両者の理念をごっちゃにしてはいけないと思うのです。
===補足===
ラグビーに違和感を覚えはじめたのは、ここ15年ぐらいでしょうか。不祥事が増えたのもその頃からです。思うに、先にプロ化したサッカーを意識しすぎ、選手も運営側も迷走した結果、ラグビーが持っていた美徳や価値観が大きく崩れたのではないかと。どうすれば人気が出るか、どうすれば面白くなるか、そんなことばかり考えすぎてたような気がします。
見えない所での反則はラグビーにもあります。また最近は反則を発見し次第笛を吹くのではなく、はじめは注意だけしてそれでも反則が続くようなら笛を吹く方法(予防的なレフェリング)に変わってきています。ただし笛に関してクレームをつけた瞬間、更なるペナルティが課せられるため、昔は審判に逆らう選手はいませんでしたが、最近はその審判絶対主義すら崩れているシーンも見られます。非常に残念です。
あと、サッカーで「ダーティなこと」と言ったのは、主にシミュレーションとタッチラインを割った際のスローインの位置(ボールが出た場所より敵陣の方向へ進んだ場所から投げる)です。ラグビーにもシミュレーションはありますが、頻度としてはごくわずか。スローイン(ラインアウト)やスクラムの位置については非常にシビアで、少しでもズレようものなら相手側ボールになってしまいます。