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今円高ですが、円高が進み限り株安が続くのでしょうか。

  • 質問者:llbean
  • 質問日時:2008-03-08 00:52:18
  • 0

まず、日本経済のファンダメンタルズを考えると、昨前の1$=120円台の状況が異常だったと認識してください。
日本では「失われた10年」などと言われ、90年代以降デフレが進行した訳ですが、先進諸国では「インフレターゲット」を設定し計画的にインフレを進行させました。したがって、仮に先進諸国のインフレが2%/年で進行していたとして、対する日本はほぼ0%(=貨幣価値が変わらない)だったので、極めて単純に言っても10年前と経済の状況が変わらないならば20%の円高が進んでもおかしくないのです。
一方で日本は空前の超低金利の状況が当面は続くと思われます。日本で銀行にお金を預けても、金利が全然つかないのですから、円で現金を持ち続けることにメリットはあまりありません。したがって「円を売ってより金利の高い外貨(米ドルなど)を得る」という行動に出る人が多くなります。
これがいわゆる「円キャリートレード」です。
こうなると、円を売りたい人が多く、安く売らないと買い手がいないので「円安」となります。世界経済が順調な間はこの「円キャリートレード」によってどんどん円安が進行しました。しかしながら、これは経済のファンダメンタルズを反映したものではなかったため、今、世界経済が不透明になってきているので、ファンダメンタルズを反映した為替レートに戻る動きが起きている訳です。(無責任なマスコミは「安全資産である円が強くなった」などと言っていますが、株が下がっている国が「安全」だと言うことは普通できませんよね>汗)
では、このまま円高が続くか、と言うと、今回の世界市場混乱の現況である「サブプライム問題」で影響を受ける全貌が見えつつあるため遅くとも上半期くらいでは混乱状態は収束すると予測されます。そうなると、再び「円キャリートレード」の動きが活発化し、為替は「円安」方向へ動くことでしょう。したがって、為替要因による株安も解消するものと思われます。
と同時に、米国の株式市場も落ち着きを取り戻し、現在起こっているようなヒステリックな(もしくは極端に投機的な)動きも収まるでしょう。
なお、またまた無責任なマスコミは「日本売りだ!」と日本経済のファンダメンタルを過小評価した報道をしていますが、少なくとも現時点では株は安くなりすぎており、短期的に下落することはあっても、現在の水準よりも高くなることは明白です。
したがって、現在株をお持ちなのであれば、慌てずに安心して持ち続けてください(短期売買によるキャピタルゲインを狙うなら別ですが)。個人的には、逆に資金があるのであれば、買いますことをお勧めします。

  • 回答者:ゴマ (質問から2時間後)
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お礼コメント

とても分かりやすく参考になりました。

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輸入企業は円高が進めば進むほど利益が出ます。

そういった「円高を逆手にとって、利益に追い風」がかかっている企業を見つけるのも面白いですよ。

地合(雰囲気)で、関係ないのに下げられている優良企業を探してみては?
ちょっとした宝探しです。

  • 回答者:額に肉の字 (質問から12時間後)
  • 0
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現在の株安はサブプライム問題における世界同時株安が起因してその影響が尾を引いている現況と思われますがアメリカの基軸通貨であるドルもアメリカ経済の低迷に加え、市場低迷の為にその資金が先物市場に流れているということがあり、原油も日々高騰しています。日本に目を向ければ、市場の動向が主に7割近くの海外投資家が牛耳っている状況で日本市場の魅力を引き出す政治手腕が見られない、また市場的に鎖国的な状況に思われている傾向もありなかなか日経株価指数も上昇できない状況となっています。相場は生き物です。下がればいつか上がるまたはその逆。市場心理が反映される為、世界の動きだけに見方が捉われがちですが日本も景気低迷とインフレ懸念であるスタグフレーション傾向が出てきていますので今暫く状況としては乱高下が続くのではないかと思います。株については会社の過剰な円高推移に懸念される企業など全般的な経営状況を把握(PER、PBRなど)しつつ、割安株、有望株は買いの姿勢で臨む事は良いと思います。通貨機軸であるドルは勢力を弱めつつあり、幾分ユーロが力を強めつつある現状からすると機軸通貨を巡る論議もいつか始まる時期があるのではと思っています。日本も多くの海外企業を招聘したり市場を開放しないと今後は市場低迷が益々加速する懸念はあります。参考にして頂ければと思います。

  • 回答者:hicochan (質問から10時間後)
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回答者:ゴマ さんの回答に同じです。
 現在、私も株式・先物・外貨で運用しています。
このような、取引においては正解はないけれど、国内外の政治・経済の情報を分析していかなければ、利益も出せませんよ。
 『リスクのバランス』を考えなければ、大きな火傷をするでしょう。
 外貨取引で、証券会社では、少額資金でできる商品もありますが、『ハイリスク・(ハイ・ロー)リターン』と心しておくべきですね。

  • 回答者:io (質問から4時間後)
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