>勝ち目のない戦争だと分かっていたなら早めに終戦を持ちかければ良かったのに
結果論から言うと勝ち目がないという話しになりますが、開戦時においては事情はちょっと違っていました。短期終結という点が実現できれば、勝ち目はあったと思います。
もちろん、長期では駄目というのはわかっていたと思いますが、ハルノートにより、日本は死ねと要求されたわけですから、太平洋側の戦力比較を考えた時に、開戦という選択は戦略的にそれほど間違ったものではなかったとは思います。マッカーサーも言っているように、日本は自衛の戦争をしたというのは、かなり的を得た考え方だと思います。
一方、終戦が遅れた原因についてですが、アメリカが降伏した日本を人道的に扱うかどうかなんて、わかりません。19世紀~20世紀にかけて、西欧列強がアジアにたいしてやった蛮行は酷いものでした。しかも、アメリカはフィリピンを植民地にする辺りではめちゃくちゃやってましたから、降伏など簡単にはできないという心理があったのは事実だと思います。当時の日本人の思考としては、鬼畜米英というのは、まんざらうそでもなかったと思います。
>どうして昭和天皇は裁かれずに生き長らえたのですか?
米国の日本統治の戦略上、有用性があったからでしょう。
>実際に第二次大戦のときって実権を握ってたんですか?
実際、天皇大権があったわけですから、実権がなかったとは言えませんが、権力はどんな独裁者であったとしても、回りの意見を無視して行うのは難しいのです。しかも、天皇陛下は平和主義者でしたから、大権そのものを極力使用しないように努めていましたし、戦前の日本の議会だって、それなりの民主的要素は持っていました。
しかも、この天皇大権は、天皇が自分勝手にやって良いという権利ではなく、政府の意思が関与した上での大権のように思います。
>またアメリカも本土襲来に焼夷弾の首都ジュウタン爆撃や原爆2発落としたり
どうしてそこまでする必要があったのかなと思いました。
焼夷弾は日本の家が良く燃えるから。原爆は人体実験と、戦争終結を早めるためでしょう。戦争とはめちゃくちゃなものです。そこまでする必要があるかどうかというより、めちゃくちゃなものなので、相手が降伏するまで、とことんやるのが戦争だと思います。