ポッキーの内容量は価格高騰に伴い、減少傾向にあります。
たとえば昨年10月以降、従来の一箱当たり80グラムから72グラムに内容量変わりました。そして今年10月2日発売分からはさらに内容量が1割減になっています。
菓子業界の流通は少し特殊で、卸業者や小売店にインセンティブを支払い、商品を大量に市場分配してもらっている事情があります。
これらにかかる経費等と、原材料の高騰によってコスト圧縮が追い付かず内容量を減らす事になりました。
この、価格を維持して内容量を減らす方針については消費者から賛否両論がありますがメーカー側の事情として『子供が買う事を考えると値上げは難しい。箱を小さくすると、パッケージを変更しなくてはならない。それに伴う変更デザイン代金、箱の新トムソン型代金、工場ラインの箱詰め作業部分の変更(機械が箱をホールドする部分を全て変えなくてはならない)卸にまわすときのカートン箱も変える必要があるがそれを価格に反映させるのは今の状況では難しい。将来的には原材料さえ下がれば内容量を増やしたり、一時的な増量キャンペーンをするときもあるかもしれないから箱は変えない方が都合がいい』って事のようです。
ポッキーの内容量がいちばん多かったのは2004年に従来の82gから100gに一度増量していた頃ですが、ここ最近の原料高でどんどん減少して結局前より減っちゃったんですよね…。菓子好きとしては残念なことです。
現在発売のものは内容量が63g位になっちゃっていますから、2004〜5年頃に100gのを買っていた方なら、すごく減った感じがすると思います。