リンス(やコンディショナー)の主な成分は、陽イオン系の界面活性剤(第四級アンモニウム塩系で代表される)でできています。この第四級アンモニウム塩は、消毒のための衛生剤や殺菌剤、工業用の防食剤や乳化剤として利用されています。帯電防止の性質から、衣料用の柔軟剤や帯電防止剤としても使われているものです。
そもそも、リンスが必要な理由は、髪の毛に大きなダメージを与える界面活性剤がたっぷり含まれたシャンプーで洗うことで、傷つき手触りの悪くなった髪の毛を、コーティングして誤魔化すためだと言えます。
他方トリートメントの場合は、髪の毛の内部にタンパク質成分を浸透させ内側から髪の毛を整え、ダメージを受けている部分に、必要成分を補給する役割を持っています。
丁寧に考えるならシャンプー→トリートメント→リンスの順番になります。