優勝争いに絡めず横綱に歯の立たない大関陣を叱咤激励したいという趣旨には賛同します。ただ、小錦関や霧島関が晩年は幕内下位まで番付を落としたことを考えると、今のベテラン大関陣はがんばっていると言えなくもないと思います。
また、現実問題として、ご提案のように今の大関陣を関脇に陥落させたとしても7、8勝はする力がありますので、ずっと関脇小結に留まることになります。そうすると平幕で好成績を収めた若手力士がに三役に空きが無いために上がれないという問題が生じます。三役に上がればなければ「関脇で3場所合計33勝」と言われている大関昇進もできないことになり、結局のところ却って若手の芽を摘むだけで、今のまんまということになってしまいます。
ご提案の改革をするには、関脇小結の人数増、これらの番付も大関と同様な空きの有無を問わない絶対的な昇進基準の設定、小結からの大関昇進可とする等、大幅な見直しを伴なわなければ実現できないのでは、と思います。