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昔、保健体育の授業で、①女性の排卵は、性周期ごとに、片方の卵巣から1個、排卵され、次の性周期には、反対の卵巣から1個、排卵される。  ②受精は、精子1個が、卵子に届くと、その時点で、卵子の周りに、膜ができ、他の精子の受精を受けないようになっている。   と、習いましたが、そうなると、双子、三つ子、四つ子、五つ子は、どのような理由で生まれるのか、また、一卵性双生児や二卵性双生児は、どのようにして生まれるのか教えてください。   排卵誘発剤が関係するのですか?

  • 質問者:不思議ちゃん
  • 質問日時:2009-08-17 18:05:35
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

お二方とも、お忙しい中、大変分かりやすい、ご回答をいただき、大変ありがとうございました。  内容を拝見し、納得しました。

①に関してはそれが絶対の法則ではなく、
傾向としてそういう排卵が圧倒的に多いという事です。

霊長類(人間・猿・ゴリラなど)を除く哺乳類は乳房・乳首の数、
つまり一度に授乳できる数の子供を生みその数だけ排卵します。
霊長類は乳房が2つあるので本来は2個排卵し、
2匹づつ生んでいたのではないかともいわれています。

②はその通りです。
受精卵に別の精子が入り込んでしまったら遺伝子の数がおかしくなってしまいます。
遺伝子の50%を卵子が、残りの50%を1個の精子が結びつけて、
100%の受精卵になるのですからそこにもう1つ精子が入ってしまったら、
遺伝子150%の受精卵になって人間ではないものになってしまいます。

一卵性双生児は1個の受精卵が何らかの理由(説は色々あるが確定していない)で、
2つに分裂し、双子として生まれるものです。
二卵性双生児は通常1個である事が多い排卵が2個同時に起こり、
その2個の卵子が別々に受精して双子として生まれるものです。

  • 回答者:残暑厳しく (質問から7日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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通常は、卵原細胞が減数分裂して4個になった後、3つが極体として消滅した卵が1個排卵され、これが受精することにより受精卵となります。

何らかの原因で1個の受精卵が分裂してそれぞれが成体となる場合が一卵性双生児、排卵時に2個の卵が排卵され同時に受精された場合が2卵性双生児となります。
2卵生双生児は1個の濾胞から2個の卵がでる場合と、別個の濾胞からそれぞれ1個の卵がでる場合があるようです。
三つ子以上も同じ仕組みです。

排卵誘発剤を使うと複数個の濾胞が発育し排卵されることとなるので、2卵生以上の双生児と言うことになると思われます。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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