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特別分配となって購入時の基準価格が下がってしまうと
どのようなデメリットがあるのでしょうか?
解約請求時も含めて、教えていただけると助かります。

  • 質問者:りらっくま
  • 質問日時:2008-07-11 11:41:25
  • 0

デメリットは投信をどう考えるかによって意味合いが違ってくると思いますが、まず特別分配金が発生した状態ですと
[http://www.morningstar.co.jp/lecture/lesson/ed10_3.htm ]や
[http://www.nam.co.jp/seminar/basis/toushin/05_04.html ]に
示されているように個別元本より分配後の基準価格が下がってしまう結果になります。無税の配当が再投資されるからメリットがあると言う方もいますし、逆に税金を繰り延べしたのと同じだが10%から20%に税金があがったので大損だという方もいますし、投資の一部がそのまま返還されるだけなので損得無しと言う方もいます。解約請求に関しては、個別元本も基準価額も配当で調整されるので特に計算を変える必要はないと思いますし、なにより解約時に基準価格上がっているか下がっているかファンド成績の方が重要と考えます。

投資運用という広い意味で私なりのデメリットと感じる部分を上げますと、
 特別配当が連続発生する状態は「ファンド成績悪化による更なる基準価額(価値)の低下を招き資産が減るリスクが高い」の一言に尽きます。
①基準価額が下がり続けている状態で配当出そうとすると特別配当で出す事になるので、そのファンド価値は下がり続けている事が多い。
②基準価額は少しだが上がりつづけているのに特別配当を出すのはファンド運用総額が限度に達していたり運用先が見当たらない!使わない部分や限度額を超えないように特別配当という形で返金している事が考えられる。ファンドの投資効率が悪くなっているので他のファンドより収益が悪くなる。
③特別配当を受け取るだけでその配当で追加買い付けが行われない場合、単に投資金額を減らしただけ、投資効率の悪化となり利益とならない。
④毎月分配など配当を出す必要があるのに配当原資がないので特別配当でごまかしている。
以上特別分配が本当に調整なら良いのですが、基準価格の低下が気になるほど特別分配が連続するなら、ファンドを持ち続けるだけで資産を減らすデメリットが隠れている場合もあると個人的には考えます。

  • 回答者:ふぁんふぁん (質問から1日後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ふぁんふぁんさん 丁寧な御回答ありがとうございます。
大変 参考になりました。
なにより解約時のファンドの成績が重要なんですね☆

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