本当は好きとか嫌いという対象ではないが、織田信長である。
間違いなく無神論者で、釈迦のように悟りも開いていたと思う。
それで、宗教や宗教的価値観を馬鹿にしてみたり、宗教の恐ろしさも理解したりしていた。
だから・・・
手向かう教団信者は、非情に徹底的に弾圧した。
大した価値のないチャワンなどの道具に千利休を使い価値付けをし、金や領土の代わりの報償にした。
権威に従うことはなく、自分が権威になり、あるいは作り、他人を従わせた。
自分の像を作り、拝ませた。
天皇を崇めることはしなかったし、むしろ、逆の態度を取った。
天皇制を支えなかった歴史上唯一の権力者とも言える。
日本の歴史で、今日まで、織田信長ほどの偉大な器の人物はいないと思う。